塾長コラム
不合格になる人の4つの共通点 PART2
② 自分の実力と志望校との差が開き過ぎている
毎年毎年、受験指導していると、中には「本当に無茶な要望」をしてくる人がいます。
それは、「自分の実力と志望校の差が開き過ぎている」ことです。
そして大抵は、その差を埋めるのに大変な時間と、労力がかかるということが理解できていない保護者の方と本人です。
つまり、「得点するためにどれだけやらないといけないのか?」
そして、そのために「何を」 「どれだけ」 「いつまでに」を知らないからです。
「中間テスト・期末テスト」といった定期テストで説明してみましょう。
私は、「勉強には時間が必要」ということを伝えるために、こういった例え話をします。
「○○くん、君は、学校に登校するまでどれ位時間がかかるの?」
「15分くらい」
「あっそう。それじゃ何時に朝出ていくの?」
「8時15分に出ていくよ。」
「それじゃあね、もし君が朝、目が覚めた時、8時15分だったらどうする?」
「慌てて走っていく。」
「そうだよね。慌てるよね。それじゃ、なんで慌てるの?」
「学校に遅刻するから。」
「それは自分でよくわかっているんだね。」
「うん。だって学校まで15分かかるのはわかっているから。」
「そうなんだね。自分で学校まで15分かかるとわかっているから、慌てるんだね。」
「うん。」
「それはね、勉強も同じなんだよ。実は定期テストが近づいているのに勉強しない子のほとんどは、
『自分が取りたい点数を取るためには、どれだけの時間がかかるか』を知らないからなんだよ。
まずは、自分でどれくらい勉強しないと得点できないかを知らないとダメだよ。」
という話をするのです。
「わかりますか?」 学校まで登校するのに、15分かかることが分かれば、登校時間15分前になると慌てるように、
勉強も「目標得点を取るためにどれくらいかかるか?」を知ることが、「試験勉強の第一歩」なのです。
このことを知るのに、さらにわかりやすいように、実際の科目でやってみましょう。
例えば、子供が「学校のテストで90点を取りたい」という目標を掲げたとします。
もちろん、その子の今の実力によって勉強すべき量は大きく変わってきますから、普通の学力で普通の能力の方を対象と考えますね。
通常の場合、数学のテストは、『学校指定のワーク』から出題されることが多いので、
この『学校指定のワークを終わらせる』ということを課題にします。
ページ数でいうと、「テスト範囲が20ページ」とします。
すると、子供は「20ページやれば、90点以上は取れる」と勘違いします。
しかし、実際の場合は問題を一度やっただけでマスターする子はほとんどいません。
勉強は、『課題を終わらせることではなく、課題をどれだけ身に付けるか』が大切なのです。
すると、「最低でも3回はやる!」となってきます。
もちろんこれは人によって差があるので、2回で出来る子もいれば、5回やっても出来ない子もいます。
それもやってみて把握しないと出来ませんが、ここでは「3回でマスター出来る」と仮定しておきましょう。
すると、全部で「やるべきページ数」は20ページ×3回=60ページとなります。
そこで、「この60ページを何時間でこなすか」という計算をすべきなのです。
すると、大抵の子はワークの内容にもよりますが、「1時間で3~4ページ」しか進みません。
もし、3ページ進むとすると、60ページ÷3ページ/時間=20時間かかるという計算になります。
いかがですか?「20時間」というと「1日4時間勉強しても、5日間かかる」ということになります。
実は、ほとんどの子も保護者の方も、これだけ時間がかかるということを知らないのです。
もちろん、回数が少なくてもマスターすれば、それに越したことありませんが、なかなか1度でマスターする子はいないので、最低でも2回以上しないといけないのです。 もちろん、1時間でこなせるページの量が多ければ、短い時間できますし、1時間でこなせるページの量が少なければ、さらに時間がかかってしまうのです。
でも、こうやって考えるだけで具体的に、必要な学習時間が見えてくるのです。
仮に今回のように1科目に20時間かかるとすると、5科目で「20×5科目=100時間」かかるということがわかります。
そうすると、今回の場合は、次のテストのために・・・「100時間かけないといけない」ということが理解できます。
こうやって、子供が受験勉強する時には、『「何を」「どこまで」「どれくらい」やらないといけないか?』をわからせていく必要があるのです。
これがわかって、今の自分より偏差値の高い学校にチャレンジをするのであれば、いいのですが、
大抵はそれもわからないでチャレンジするので、不合格になってしまうのです。
石井進学塾は 中部中学校 殿町中学校 西中学校 久保中学校 東部中学校 鎌田中学校 多気中学校 明和中学校 勢和中学校 大宮中学校
玉城中学校 豊浜中学校 の皆様に通っていただいています。
無料体験は随時受け付けております。
体験予約電話 0598ー26ー8852
毎年毎年、受験指導していると、中には「本当に無茶な要望」をしてくる人がいます。
それは、「自分の実力と志望校の差が開き過ぎている」ことです。
そして大抵は、その差を埋めるのに大変な時間と、労力がかかるということが理解できていない保護者の方と本人です。
つまり、「得点するためにどれだけやらないといけないのか?」
そして、そのために「何を」 「どれだけ」 「いつまでに」を知らないからです。
「中間テスト・期末テスト」といった定期テストで説明してみましょう。
私は、「勉強には時間が必要」ということを伝えるために、こういった例え話をします。
「○○くん、君は、学校に登校するまでどれ位時間がかかるの?」
「15分くらい」
「あっそう。それじゃ何時に朝出ていくの?」
「8時15分に出ていくよ。」
「それじゃあね、もし君が朝、目が覚めた時、8時15分だったらどうする?」
「慌てて走っていく。」
「そうだよね。慌てるよね。それじゃ、なんで慌てるの?」
「学校に遅刻するから。」
「それは自分でよくわかっているんだね。」
「うん。だって学校まで15分かかるのはわかっているから。」
「そうなんだね。自分で学校まで15分かかるとわかっているから、慌てるんだね。」
「うん。」
「それはね、勉強も同じなんだよ。実は定期テストが近づいているのに勉強しない子のほとんどは、
『自分が取りたい点数を取るためには、どれだけの時間がかかるか』を知らないからなんだよ。
まずは、自分でどれくらい勉強しないと得点できないかを知らないとダメだよ。」
という話をするのです。
「わかりますか?」 学校まで登校するのに、15分かかることが分かれば、登校時間15分前になると慌てるように、
勉強も「目標得点を取るためにどれくらいかかるか?」を知ることが、「試験勉強の第一歩」なのです。
このことを知るのに、さらにわかりやすいように、実際の科目でやってみましょう。
例えば、子供が「学校のテストで90点を取りたい」という目標を掲げたとします。
もちろん、その子の今の実力によって勉強すべき量は大きく変わってきますから、普通の学力で普通の能力の方を対象と考えますね。
通常の場合、数学のテストは、『学校指定のワーク』から出題されることが多いので、
この『学校指定のワークを終わらせる』ということを課題にします。
ページ数でいうと、「テスト範囲が20ページ」とします。
すると、子供は「20ページやれば、90点以上は取れる」と勘違いします。
しかし、実際の場合は問題を一度やっただけでマスターする子はほとんどいません。
勉強は、『課題を終わらせることではなく、課題をどれだけ身に付けるか』が大切なのです。
すると、「最低でも3回はやる!」となってきます。
もちろんこれは人によって差があるので、2回で出来る子もいれば、5回やっても出来ない子もいます。
それもやってみて把握しないと出来ませんが、ここでは「3回でマスター出来る」と仮定しておきましょう。
すると、全部で「やるべきページ数」は20ページ×3回=60ページとなります。
そこで、「この60ページを何時間でこなすか」という計算をすべきなのです。
すると、大抵の子はワークの内容にもよりますが、「1時間で3~4ページ」しか進みません。
もし、3ページ進むとすると、60ページ÷3ページ/時間=20時間かかるという計算になります。
いかがですか?「20時間」というと「1日4時間勉強しても、5日間かかる」ということになります。
実は、ほとんどの子も保護者の方も、これだけ時間がかかるということを知らないのです。
もちろん、回数が少なくてもマスターすれば、それに越したことありませんが、なかなか1度でマスターする子はいないので、最低でも2回以上しないといけないのです。 もちろん、1時間でこなせるページの量が多ければ、短い時間できますし、1時間でこなせるページの量が少なければ、さらに時間がかかってしまうのです。
でも、こうやって考えるだけで具体的に、必要な学習時間が見えてくるのです。
仮に今回のように1科目に20時間かかるとすると、5科目で「20×5科目=100時間」かかるということがわかります。
そうすると、今回の場合は、次のテストのために・・・「100時間かけないといけない」ということが理解できます。
こうやって、子供が受験勉強する時には、『「何を」「どこまで」「どれくらい」やらないといけないか?』をわからせていく必要があるのです。
これがわかって、今の自分より偏差値の高い学校にチャレンジをするのであれば、いいのですが、
大抵はそれもわからないでチャレンジするので、不合格になってしまうのです。
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